ご近所のこと

〜職業体験学習と阿波踊り〜

気づけば、1年も折り返しを過ぎて本格的に「夏だ〜!」と叫びたくなるような気温の毎日になっていました。

コロナは、少し終息の兆しがみえたかと思うと、また、新しいタイプの流行に移行することを繰り返し・・・ていますが・・・。

そんなあい間をぬって?今年の夏は、私が事務所を構える地域でも、少しだけコロナ禍以前に行われていた行事が再開されました。

ひとつめは、ご近所の中学校の「職業体験」プログラム。
商店会の会合で、今年は実施されることを知り、受け入れ事業所として参加してみました。

職業体験と言っても、中学校の学生さんに図面を描いてもらったり模型を作ってもらったり、ましてや、実務を手伝っていただく訳にはいかず・・・というか、いわゆる実務が
=(イコール)職業体験というのはなんだか違うような気がしていたのですが、では、
どのような体験をしてもらうと「建築家/設計事務所」の職業を知って(体験して)
いただけるのだろうか?・・・としばらく悩んでしまいました。

悩んだ末に思いついた?のが、【まちを集めて住まいを作ってみよう】というプログラム!

簡単に説明すると、建築家/建築士なら誰でも行っているであろう、敷地周辺のリサーチからエスキスのプロセスを、「今住んでいる地域」と「名作住宅建築」に置き換えて、2日間(6時間程度)で完成さえられるようにギュギュッとまとめたプログラムです。

短く限られた時間でしたが、たっぷりと時間をかけたのが、あらかじめ撮影してきてもらった、毎日生活している中で気になった風景や場所・建築の写真への想いや読み解き。

これが、なかなか楽しくて、私も夢中で作業し、学生さん達と一緒になって楽しんでしまいました。

まさか、10代前半の若者とまちや建物や暮らしについて語りながら笑い合えるなんて思っておらず、受け入れをしたつもりのこちらが、とても楽しい時間と新鮮な体験をすることができました。

次に、3年ぶりに開催された「白金阿波踊り」。
こちらは、コロナ禍前は一応、毎夏に行われていることは知っていたのですが、特に深く考えることも、まして関わることもなく過ごしていました。

コロナ禍がはじまった頃、この場所で事務所をしていることを少し考えたいと思い、地域の商店会の仲間に入れてもらいました。

その後は、コロナで中止が続いていたこともあり、今年が初参加。
(といっても、踊ったわけではなくて、商店街の人として、運営のお手伝いです。)

お祭りやイベントって、やはり、いろんな人を繋ぐ力があるものだなぁというのが、素直な感想で、私自身は、商店会の人達がそれまでよりもグッと身近に感じられるようになりそうなことが一番の収穫でしょうか。

写真は、打ち上げでお友達(小学生)の女の子からもらった折り紙。

なんと、可動するんです!
どこに飾ろうか・・・現在考え中です。

ご近所のまちや人達を身近に感じたひととき。
楽しい時間をありがとうございました。