月別アーカイブ: 2018年9月

設計について

先日、中学校時代の同級生から電話があった。

実に10年近くぶり。

 

彼は中学時代、いわゆる不良だったのだけれど、根はいいヤツだからなのか何故か仲が良かった(念のため、私は不良ではありません 笑)。一方で、私は学年で一番イジメられている子とも仲良しだったのだけれど、イジメているメンバーには、当然、上記の彼のグループも含まれていた。

何故、私が両方と仲良しだったかというと、比較的まちなか育ちだったため学年の人数が少なく、小学校時代は6年間1クラスだったし、中学校も4クラスしかなかったからだと思う(つまり、好き嫌いはともかく、学年全員の顔と名前くらいは一致するし、拒まなければ就学期間中に全員と話す事が可能な程度の規模だから)。

運悪く、イジメのターゲットになってしまった友人は、小学校時代から仲良しだった為、当時の私は状況を解決したいと思ったけれど出来ず、人の悪口を言ったりイジメをしてしまう心の状態を何とかする仕事をしたいという思いから、心理学を学びたいと思った。

 

・・・で、いくつか書籍を読んでみたのだけれど、症候群まで含めると世の中の全ての人が心の病なのではないか?というくらいたくさんの病名や症状があって、誰でも病気である可能性があることに本当にビックリした。

 

それだったら、病気である人を治すのではなく、病気にならない日常の為のお手伝いがしたい。

生活をする家やまちの建築が、美しかったりステキだったり愛着が持てるものだったら、日々をちょっと幸せに生きられるのではないか?と思ったのが設計をやりたいと思ったキッカケである。

 

ここのところちょっと大変で落ち込んでいたのだけれど、また、頑張ろうと思い始めていた矢先に初心を思い出すという偶然に感謝して、今日からまた、楽しんで作っていきたいなと思う。