先日(といっても先週末ですが)、現在進めているプロジェクトの打合せの為、お施主さんの実家に伺いました。これまで私の事務所で打合せをすることが多かった為、伺うのは今回で2回目。
写真は、周辺の風景ですが、お施主さんの実家リビングからも美しい山並みが望めます。
前回伺った際には、ちょっと失礼かなぁと思いつつも「リゾートみたいで素敵な場所ですね。庭に露天風呂を作ったら良い温泉宿になりますね」と言ってしまったほどの風景。名古屋の街中で生まれ育った私にとってはリゾートのようなこの場所が、お施主さんにとっては生まれ育った場所で原風景だと知り、心地よさや暮らし方などこれまで言葉や図面・模型で共有してきたイメージの背景が鮮やかになったような気がしました。
因みに、今回伺った感想は「そうそう。この景色だよね~」です。前回の鮮烈なイメージが薄れた代わりに、久しぶりに来たなつかしい場所、という感じがしました。私の身体にも少しだけこの風景が染み込んだのでしょうか?
建設地はこの風景よりももう少し街に近づいた場所ですが、この感覚を大切にしながら設計を進めたいと思います。